クリスマスには、お互いプレゼント交換し、
みゆきからはネクタイをもらった。
みゆきとの出会いにより、
少しずつ俺の周りの環境が変わり始めている感じがした。
みゆきも俺と出会ってから生活環境が変わっていった。
大牟田の自宅より、百道の姉のマンションへ
泊まる回数が増えていった。
そんなある週末の夜、
仕事帰りにみゆきに呼ばれてマンションを訪れた。
「さぁ~上がって!今日は姉さんいないから…」
みゆきに手を引っ張られながら、上がると
そこには夕飯の支度がしてあった。
まもなく日付も変わろうとしている時間帯。
夕飯というには遅すぎるが…
俺が終わるまで、みゆきが食事の準備をしながら待ってくれていた。
「ねぇおいしい??」
おかずを食べる度に、俺の顔を見ながら聞いてくるみゆき。
「うん。おいしいよ。料理うまいね!!」
「ほんと?喜んでもらってよかった☆」
温かい手作り料理の味を堪能しながら、
何年かぶりに家庭の安らぎに触れ、とても心地よかった。
「もしこのまま俺たち続いたら、いつか毎日こんな日が続くのかな?」
「うん。もちろんだよ。毎日おいしい食事作るよ」
「そっかぁ♪」
「いいでしょ?そういう生活。いつそんな日が来るのかな?」
「えっ…?」
言葉につまる俺…。
やっぱまだ覚悟は決めれないよなぁ~と一人心の中でつぶやく。
食事の後はリビングでみゆきお奨めのケーブルTVのアニメを見ながら、
やがて、どちらから求めるでもなく、そのままエッチをした。
お姉さんゴメンなさい…。
結局その日は泊まって帰った。
朝、会社に出勤しながら、
「そういえば、同棲ってした事無いんだよなぁ」
とみゆきとの憧れの生活を想像してみたりした。
でも、やっぱりまだ踏み切れない…。
優柔不断な俺…。
>>続く
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