夜、約束した場所へ向かう。
待ち合わせは何故かトリアス久山近くの某コンビニ。
荒尾からなら何故このような場所なのか、
疑問に思ったが、とりあえず向かう…。
コンビニに着くとみのりは既に到着していた。
地味に隠れるような端に車を止めているのが、
妙に可笑しく見えた。
車の窓を軽くノックし、会釈する二人。
何かお互い笑顔が引きつっていてぎこちない感じ。
みのりの車に乗り込むが、
何処に行くでも無く、そのままコンビニの駐車場で話し込む…。
何故、この場所なのか?
という疑問はみのりと話をして直ぐに解決した。
元彼の住んでいるところが、直ぐ近くらしい。
ローターはあくまで、福岡へ行く、
自分なりの口実らしい。
でも…ローターが口実かよ!
と思わず独りでツッコミを入れる俺。
今日に限らず、
元彼の家の近くまで、みのりは何度となく、
福岡を訪れているみたいだった。
今だに未練を引き摺っている…。
車の中の会話は途中から恋愛相談へと変った。
片手にローターを持ちながら、
真顔で俺なりにアドバイスをする。
毎回、妙なシュチエーションだ…。
みのりの背中を後押しするが、
結局みのりの気持ちを動かす事は出来なかったようだ。
こっちまで悶々として来る中で、何も解決しないまま、
みのりは荒尾へ帰って行った。
果たして、みのりはいつまでこんな事を続けるのだろう?
つーか俺とみのりの関係って何??
帰り道、独りで憤りを感じながら、
妙な展開に発展している事に今更ながら戸惑う。
>>続く
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