待合わせ場所のマンション街の裏道に車を止め、
到着した事をメールで告げる。
しばらくして前方より女性が一人やって来た。
ちょっと大柄だが、何処にでも居そうな女性。
メールでの先入観がなければSだとは思わない感じ。
「こんばんわ。乗っていいかな?」
「あっはい。どうぞ」
綾香女王様を車に乗せ、近くのホテルへ直行。
直ぐ近くの平尾のホテル街から、ちょっと離れた裏通りに
ポツンと孤立して建つホテルは、土曜の夜ながら空室が目立つ。
料金が安いワリには、意外と広い室内は、
SMプレーをするにはうってつけなのかもしれない。
いきなり椅子に腰掛けタバコを吹かす綾香嬢の姿は、
何処となく様になっており、女王様のオーラを醸し出している。
「今日はどんな風にされたいのかな?ちょっと緊張してない?」
「はい。どんな風になるのか不安なんで…」
「ははっ今はまだリラックスしてていいよ」
妙にゆとりが無く挙動不審な俺と余裕の綾香嬢。
その言葉は何気に命令口調。
「綾香さんはSMクラブで働いてるんですか?」
「昔はやってたけどね。今は普通にOLしてるよ」
「そうなんですか?」
「たまに店から呼ばれたら入るけどね」
「呼ばれる??」
「店の子が相手しきれないお客の時に入ってるよ」
「そんな人いるんですか?」
「ええ。店でするプレーってゲームみたいなものだからねぇ」
「へぇ~そうなんだ」
「だからマニアな人が来ると店の子じゃ対応しきないんだよ。
あたしに言わせれば店の子も素人と変わらないからねぇ」
「どんなお客さんなんですか?刺したりするやつかな?」
「そういう人も多いけどね…中にはゲロプレーってのもあるし…」
「えっ?そんなのもあるんですか?」
あまりにマニアックなプレーの話も出て圧倒される俺。
「じゃあそろそろ始めましょうか?」
おもむろにバックの中から道具を出し始める綾香嬢。
初めてナマで見る道具に、ちょっと興奮し気味な俺。
そんな俺の心を読むように、赤い紐を出しながら、
「初めての人だから、新品の道具がいいかなと思ってサンカク屋で買って来たよ」
と一瞬無邪気に笑みを見せる綾香嬢。
「あたしは準備に取り掛かるので、その間にシャワーを浴びてきてごらん。
もちろん、その後はそのまま裸で出てくるんだよ」
言われるまま、バスルームへ一人寂しく向かう俺。
バスルームから出た後、俺はどうなってしまうのかなぁ…
>>続く
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